人気ブログランキング | 話題のタグを見る

色んなヘンなモノたちです


by fotonica

ゆで卵器の歴史



じゃじゃじゃん

ゆで卵器の歴史_b0179511_11255331.jpeg

1976年製 東芝 ゆで卵器 BC-320型 であります。

昔々、実家で使っていたんですが、本当ゆで卵を茹でさせたらこれの右に出るものは無いと断言できます(笑)

ずっと探していたのですが、意外なところでデッドストック品を発見♪ しかも1000円ぽっきり!

少量の水を入れてこんな風に卵をならべます。実際には一度に卵5つまで茹でられます。

ゆで卵器の歴史_b0179511_11300922.jpeg


あとはスイッチ入れて待つだけであります。

ゆで卵器の歴史_b0179511_11344498.jpeg

茹で加減は水の量で調節できます。入れた水が蒸発したらスイッチが切れるという原始的だけど理に叶ったシステム。


スイッチの切れる瞬間動画、、、



コレを撮影するのにどれだけ苦労したことか、、、(笑)


ゆで卵器の歴史_b0179511_11461138.jpeg

蒸発するのに時間がかかるので水が多いほど固茹で、少ないと半熟になります。

取扱説明書も状態良くあります。

ゆで卵器の歴史_b0179511_11471610.jpeg

ゆで卵器の歴史_b0179511_11475808.jpeg

箱がかわいい。
ゆで卵器の歴史_b0179511_11482345.jpeg
ちょっと思ったんですが、肉まん1個とかも蒸かせそう♪

ゆで卵器の歴史_b0179511_11484503.jpeg



この頃はまだ東京芝浦電気株式会社という社名だったんですね。

ゆで卵器の歴史_b0179511_11554420.jpeg

のちに株式会社東芝に社名変更されたのは1984年との事です。


やっぱりニッポン製は良いなぁ。



***********************************************************************************
追記

この東芝のゆで卵器について調べてみました。

元祖はこちらです。


ゆで卵器の歴史_b0179511_11291747.jpg
ゆで卵器の歴史_b0179511_11292087.jpg
東芝未来科学館より出典

BC-301型 昭和35年に発売されました。ボイルクッカーなんて名前だったんですね、、同じ英語ならエッグボイラーとかエッグクッカーに何故しなかったのか、、、因みに1964年公開の「モスラ対ゴジラ」のワンシーンにこのBC-301型が登場します。


その後昭和40年代に入りマイナーチェンジをしました。
ゆで卵器の歴史_b0179511_17203758.jpeg
blog 天気管 より出典

BC-310型 頭が角張りましたね、、個人的には初期型の丸い感じが好きです。



そしてこの次が今回手に入れたゆで卵器BC-20型へと進化を遂げるのです。

ゆで卵器の歴史_b0179511_17362791.jpg




更に1980年代に入りプラスチックが使われはじめました。

ゆで卵器の歴史_b0179511_17205137.jpg
BC-351型 ずばり80年代というデザインです。



次はいつ発売されたか分かりませんが1998年にグッドデザイン賞を受賞しました。
ゆで卵器の歴史_b0179511_17205552.jpg

BC-346型 時代は平成。一番大きな変更はタイマー式スイッチになり、取手が付きました。個人的には当たり障りのない面白くないデザインになっちゃった。



そして最終形がこちらのプロダクトになります。

ゆで卵器の歴史_b0179511_17205864.jpg


BC-353型 昭和35年から作られ続けてきた東芝のゆで卵器は平成13年をもって生産終了となったようです。色や形は変われど基本的に同じ構造で41年にわたり製造されてきたんですね。


たかがゆで卵器にも歴史ありです。





by foto-nica | 2016-04-07 11:24 | 昭和家電